14 January 2011

横山智佐子でございます。

 という訳で2ヶ月ぶりの投稿です。12月年末、年始と映画「タカミネ」のフィニッシュに追われ、息つく暇もなかった感じです。今日、なんかやっと一息つけるって思ったので、ブログしています。それにしてもやす子ちゃんがブログをしっかり更新してくれているのには脱帽ですね。彼女ははっきり言って、寝る間もないくらい忙しいのに、まーよく時間が見つけれますね。マルチタスクの女と呼ばせてください。(知らない人のために、やす子は「タカミネ」「サキ」「ベタープレイス」という3つの映画のプロダクションマネージャーであり、編集アシスタントであり、ISMPのOBであります。今月の8−9期生の撮影プロジェクトにも狩り出されているようですね。あまり無理しないでください。
「タカミネ」も一段落付くのが目前となり、年末よりドキュメンタリー映画の編集をやってます。このプロダクション会社ではいくつかプロジェクトがあるのですが、今やっているのは非常にストレートなお話。映画は少し障害を持つバリの男の子を4歳から18歳まで記録したものです。と言っても素材が14年分ある訳ではなく4年ごとに何度かインタビューしたもので、トータル5時間程度の素材です。1週間ぐらいでつなげて、これは2週目でロックピクチャーだねってと思ていたのですが、ドキュメンタリーって奥が深いわー。今3週目の終わりですが、まだあっち触ったりこっち触ったりしています。
仕事を始めたときにここのプロディーサーに言われたのですが、ドキュメンタリーはフィクションとは編集のペースが違う。じっくり消化して、理解する時間が必要だと言われましたが、今やっとその意味が少し見えてきた感じです。この会社は実際ドキュメンタリーではなくアンソロポロギックフィルム、エスノグラフィックフィルムと呼ばれる人類学映画専門のプロダクションです。プロダクションのヘッドであり監督である方は人類学者。映画も非常にコアな視聴者をターゲットとしたもので、概してつまらないものになりがちなようですが、この監督は映画であるには面白くなくてはならないという意識の方で、だからフィクション、ドラマ系フィルム出身の私が起用されたみたいですね。
どういう風にストーリーを伝えるかは私も得意とするところですが、何を伝えるかに関していろいろ考えなければならないところがあり、試行錯誤の最中です。ンーッ、アカデミック。監督が教鞭をとる UCLAの講義などにも顔を出し、久々に大学のキャンパスを歩けば、若返って気持ちもうきうきしますよ。:)
ということでしばらくこちらのプロダクションでお世話になりそうです。一方「タカミネ」は今週末のサウンドミックスで、私的には終わり。やったー!敬愛する市川徹監督の作品なのでがんばりましたが、ちょっと体力に限界を感じました。時間に余裕さえもらえればもっとがんばれますが、期限に追われるのは非常につらいです。私は日本の業界では生きていけないでしょうね。。。かしこさん(ISMP、OB)とかにスケジュールを教えたら鼻で笑われてしまうでしょうね。そういえば、まだ「サキ」の仕上げも今からしなくてはならないんですよね!!ゆっくり温泉にでもつかりたーいと願う、最近の私です。

1 comment:

  1. ちさこ先生、毎日お疲れ様です。
    たぶん既にご存知かと思いますが、先日の8、9期生のオーディションの日からfacebookの方で新規にISMPfilmschoolでアカウントを開きました。
    そして、やすこさん、ゆきえさん、ちかちゃんのご協力もあり、そのfacebookを中心としてブログとツイッターの方を繋げることができました。
    是非お時間があるときにチェックしてみてください。

    以上、広報部担当Yutaでした。

    ReplyDelete